LimX Dynamics

LimX Dynamics Inc. (深圳逐際動力科技有限公司)は、2022年に設立されたヒューマノイド型二足歩行ロボットを開発、製造するベンチャーになります。
身体性を持つAI (Embodied Artificial Intelligence,EAI) の開発に注力し、人間のように多様な作業をこなし人間と同等の能力をもつ汎用人工知能 (Artificial General Intelligence, AGI) の実現に取り組み、研究開発、製造現場、店舗、家庭などへの普及を目指しております。
アリババも出資をしており、注目すべき会社となっております。

フルサイズ人型ロボット

ヒューマノイドロボット(人型2足歩行ロボット) LimX Oli

ヒューマノイドロボット(人型2足歩行ロボット) LimX Oli

ヒューマノイドロボットである LimX Oli は、LimX 社の第3世代のヒューマノイドロボットになります。
高さ165cm、体全体で31カ所の回転の自由度(Degrees of Freedom: DoF)があります。想像するあらゆる動きを人間のようにスムーズに再現できます。
自社開発の 6軸 IMUを採用、深度カメラは頭部、胸部の2か所に搭載。その他、LiDARなどの外部センサーやさらにカメラを追加可能なインターフェースも搭載しています。2025年12月 ~ 2026年1月ごろの発売予定です。

第1世代のCL-1と違い動きもだいぶなめらかになりました。
ラインナップは、Oli Lite, Oli EDU, Oli Super の3種類になります。
最高クラスの Oli Super で 身長 175cm、体重 60kg、時速 5km(秒速1.4m) で歩くことができます。
手首の部分は2本指と5本指の2種類のタイプをそろえており、片腕で 5kg の荷物を持つことができます。
この動画にもありますが、ダンボール箱の積み上げ、部品の選別作業などアイデア次第で幅広い作業が対応可能になります。
手足の部分は簡単に取り外し、取り付けが可能 (Molular design)
開発言語にPython の利用可能
オープンSDKの提供でお客様にて自由に設計も可能
独自のURDFによりSim2Realでのギャップを最小限に抑えています。
ロボットの動き、しぐさのソフトウェア (Motion library) は無線でのアップデート (Over The Air: OTA アップデート) が可能
人とロボットの双方向の音声対話機能は英語、中国語は内蔵、日本語はサード-パーティの音声対話モジュールを入れることで対応可能
本ロボットをシミュレーションツールで評価する際には、NVIDIA Isaac Sim, MuJoCo, Gazebo に対応しています。

マルチモーダル二足歩行ロボット

マルチモーダル二足歩行ロボット TRON 1

マルチモーダル二足歩行ロボット TRON 1

TRON 1は、複数のデータや情報をまとめて処理、解析 (Multimodal) をする世界初の二足歩行ロボットになります。
さまざまな分野におけるロボットのハードウェアとソフトウェアの研究開発に活用できます。
本製品の特徴は、簡単に付け替え可能な3種類の足を用意している点になります。
完全にオープンなSDKと外部接続が可能なインターフェースも備え、ロボットの潜在能力を最大限に引き出し、高度な検証と妥当性の確認 (Verification and Validation: V&V) に対応しております。
C++を必要とせず開発言語にPythonの利用が可能、独自のURDFによりSim2Realでのギャップを最小限に抑えています。
拡張アクセサリとして、アームの取り付け、音声対話、LiDARと深度カメラを使った3Dナビゲーション、障害物回避機能を用意しております。

マルチモーダル二足歩行ロボット拡張アクセサリ アーム

マルチモーダル二足歩行ロボット拡張アクセサリ アーム

ロボットアームを搭載したTRON 1は、移動型ロボットアーム(モバイルマニピュレータ)の研究開発の際に容易に進められるよう支援しています。
「アーム+足裏」と「アーム+車輪」の両方の構成をサポートし、腕や脚のモジュール制御や全身制御の研究を支援します。
本ロボット(二足歩行ロボット)は、モバイルマニピュレーションのための最小限の構成でできております。複雑なシミュレーションと制御アルゴリズムを軽減し、ロボットの技術革新と繰り返し学習の促進につなげます。
アームを取り付けるマウントアダプターにより、すぐにプラグアンドプレイで使用できます。
豊富な事例が公開されており、お客様の研究開発を迅速に進めることができます。

マルチモーダル二足歩行ロボット拡張アクセサリ 音声対話機能

マルチモーダル二足歩行ロボット拡張アクセサリ 音声対話機能

NVIDIA NXモジュールと複数のマイクを配置し同時に音声処理するマイクアレイを採用しています。
音声により自動的に起動する Voice Wake-up の言葉とオフラインコマンドのカスタマイズが可能。
多言語、かつ様々な場面で人間のような会話のやり取りが可能な大規模言語モデル (Large Language Model: LLM) に対応しています。
AI 音声対話フレームワークを内蔵し、ガイド付きの説明、質疑応答の会話の開発に活用できます。
豊富な事例が公開されており、お客様の研究開発を迅速に進めることができます。

マルチモーダル二足歩行ロボット拡張アクセサリ センサ (LiDAR + 深度カメラ)

マルチモーダル二足歩行ロボット拡張アクセサリ センサ (LiDAR + 深度カメラ)

LiDAR + 深度カメラを、ロボットにすでに備え付けの治具に取り付けることですぐにプラグアンドレイで使用できます。
3Dマッピング、位置推定、ナビゲーション、障害物回避が可能になります。